1948年 創刊号

雑誌をリュックに背負って、湘南へ 『暮しの手帖』1948年

リュックに雑誌をつめて本屋をまわる 「この雑誌を作りはじめたころは、新しい号がでるたびに、いつも私たち手わけしてはリュックにぎっしり本をつめ、西は三島、沼津から北は宇都宮、水戸まで、ひと駅ひと駅ずつ降りて、本屋さんに本を置いていただきに歩き…

洋裁学校へのリプライ「洋服の美しさはデザイン」 花森安治 『暮しの手帖』創刊号

創刊号 「服飾の読本」から 朝ドラ「とと姉ちゃん」のなかで、花山と常子らが直線建ちの講座を開いて、当日会場に行ってみると、応募者はたくさんいたはずなのに誰も来ない、、実は、チケットを洋裁学校が買い占めてしまっていた、、という場面があります。…

直線裁ちは着こなし勝負?『暮しの手帖』創刊号

創刊号の作品から 『暮しの手帖』創刊号に掲載された、6点の直線裁ちの作品。☆紺ガスリの服 ☆赤と黄の格子縞☆ジャンパー・スカート ☆更紗もようのツーピース ☆袖なし外套 ☆銘仙地の格子縞「紺ガスリの服」と「赤と黄色の格子縞」の2点は前回の記事で紹介し…

直線裁ちのデザイン 『暮しの手帖』創刊号

着物を活用するために 昭和21年、銀座から『スタイルブック 1946 夏』が創刊されます。 『暮しの手帖』が創刊される2年前のことです。 「いろいろ考えると、日本の着物はなかなかいいものだ。戦争でふだん着るものには不自由しているが、まだ、昔からの着…

外国のファッション雑誌と下着について『暮しの手帖』創刊号  

アメリカの流行雑誌から 『暮しの手帳』創刊号のグラビアページには、「ブラジアのパッドの作り方」という記事があります。「外国の雑誌を見ておりますと、ずいぶんと下着の広告が目につきます。それも大部分はブラジアとコルセットの広告で、いろいろの型や…

「暮しの手帖」創刊号 最初の記事は 1948年

可愛いい小もの入れ 昭和23年9月に創刊された『美しい暮しの手帖』トップを飾った記事は、「可愛いい小もの入れ」でした。 創刊号の目次には、スタッフ名が記されています。 表紙 花森安治 写真 松本政利 林重男 装画 花森安治 草加やす子 編集 大橋鎮子 …

暮しの手帖 第一号(創刊号)1948年

これは あなたの手帖です 昭和23年9月発行の「美しい暮しの手帖」第一号は、96ページ。後の号の半分ぐらいのページ数で、薄い作り。そのうち写真が8ページ、オフセットの2、3色刷が8ページ。定価は百十円。表紙のイラストと題字は花森安治さんです…

暮しの手帖 昭和のバックナンバー 

「呼吸している」雑誌 このブログを始めたのは、創刊号から1970年代までの『暮しの手帖』を知り合いから譲り受けたのがきっかけ。 表紙のイラストはもちろん、ページをぱらぱらとめくるたび新しい発見があり、特に興味をひかれたのは紙質とレイアウト、…