昭和26年6月、第12号。まだ、雑誌のタイトルが『美しい暮しの手帖』だった頃、唯一のカラーページは、4ページの刺しゅうだけでした。ひかえめに、「ぬいとりの花 武井孝子」と見出しがあるほかには、何も文章はなくて、刺しゅうの写真だけです。 私は…
『暮しの手帖』が創刊されたのは、戦後3年目の1948年(昭和23年)。戦災による住宅焼失と復員や引揚げによる人口増加で、住宅不足が続いていました。 現在のような「片付けられないほど物があふれる」など夢のようなことで、家や部屋すらが、そもそも…
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