2015-01-01から1年間の記事一覧

古い国からの新しい手紙 1955年 暮しの手帖社

花森安治の装釘で 「暮しの手帖」の人気連載や掲載記事を一冊にまとめた本の装釘も、編集長の花森さんは数多く手がけています。1955年3月、雑誌の初期に発行された、H.K.ニールセンの『古い国からの新しい手紙』。女性新聞特派員の著者が、ヨーロッパの…

「花森安治のデザイン」と1956年の表紙

「花森安治のデザイン」には、暮しの手帖の30年間の表紙原画、書籍の装釘原画、カット、手書き文字など約300点が掲載されています。ちょうど、展覧会の図録のような感じで、創刊号からの手仕事を見ることができます。表紙に使われているのは、「暮しの…

紙ヒコーキの作り方 二宮康明 1972年 その2

いよいよ組み立てです まず胴体に水平尾翼をはり付けます。つぎに、主翼は胴体を中心線を合わせて、しっかりとのり付けします。一番大切なことは、主翼と、胴体がすき間なく密着されること。翼をとりつける際には、胴体の上面をハサミなどでしごいて、平らに…

紙ヒコーキの作り方 二宮康明 1972年 その1

1972年の紙ヒコーキ 二宮康明さんの紙ひこうき、私も小学生のときに、 弟と一緒にせっせと作っては、原っぱで飛ばしました。「暮しの手帖」に紹介されている記事は、 1972年17号 ( Spring ) に掲載されていたものです。わずか4ページの記事です。でも…

フランス ELLE 誌 手芸作品展 「樹」 1976年 

針と糸の作り出す世界 フランスの女性週刊誌「エル」が手芸作品を公募して、年一回展覧会をひらいています。今回の課題は《樹》でした。そのなかの、何点かをお目にかけます。このすばらしい作品をみていくと、ぬいとりやアプリケの技術も大切でしょうけれど…

暮しの手帖 昭和のバックナンバー 

「呼吸している」雑誌 ブログを始めたのは、知りあいの方から、創刊号から1970年代までの「暮しの手帖」を譲り受けたのがきっかけです。 表紙のイラストや写真はもちろん、ページをぱらぱらとめくるたび新しい発見があり、特に興味をひかれたのは紙質と…