1954年
家と花と樹木 花森安治がイラストと題字を手がけた『暮しの手帖』の表紙。人気のある表紙がいくつかありますが、昭和29年3月の第23号もそのひとつでしょう。 赤い屋根がアクセントになった家を中心に、赤と黄色の花畑、うしろは樹木にかこまれて、地面…
『暮しの手帖』に掲載されたエッセイには、このまま埋もれてしまうのは、もったいないと思うものが多いです。第38号(1957年)に掲載された、中川一政のエッセイ「えのぐ」。処女作となった「酒倉」が描かれたエピソードとして、貴重なエッセイです。 …
「とと姉ちゃん」の第127話は、アイロンの商品テスト。ドラマでは、主婦テスターにアイロンがけを依頼しています。実際に、昭和29年の第27号では、編集部は「暮しの手帖研究室」に協力してくれる読者を募集しています。(商品テストの第1回目となる「ソ…
『暮しの手帖』のページをめくっていて、写真の美しさに思わず手がとまってしまったのが、こちら。 イチゴの季節です ジャムを作りましょう サト・ナガセ イタリアやオランダのバロック期の絵画を見るようでもあり、モノクロを超えた色彩感と質感が伝わって…
商品テストが誕生するまで 第20号(昭和28年)の「日本品と外国品をくらべる〈石けん〉 」は、商品テストの前身となった記事です。テストで取り上げた石けんは、すべて商品名は実名で出しています。しかし、石けんの洗浄力や、石けんが皮膚をあらす「遊…