大掃除に必要なのは、優秀な布=ぞうきん 

雑巾(ぞうきん)について

大掃除で使う、布切れ・・・

それは、雑巾(ぞうきん)、クロス、ウエスなどと呼ばれてます。 

①「雑巾」は、使い古しのタオルなどを手縫いで再利用したもの

②「クロス」は、洗車用などに多い合成繊維(マイクロファイバー)のもの

③「ウエス」は、油汚れなどの拭き取り用として使い捨てするもの

 
大掃除には、洗剤と水、こういった布類は最低限かかせない。 

洗剤については、すでに重曹やクエン酸、粉せっけんなどを使う方法など一般的で情報もあります。

(例:重曹もクエン酸も、水200cc に小さじ1杯を溶かして使う。ただし、アルミは重曹で黒ずむ。クエン酸は塩素系洗剤との併用は不可。) 

でも、雑巾についての情報って、意外と少ないんですね。

よくよく考えてみたら、すごく大切な部分なのですが。

拭き掃除など、雑巾がどれぐらい良い働きをしてくれるかで、はかどり方が段違い。体や手を動かして拭く労力と感覚を、どれぐらい受け止めてくれるかは、実は雑巾次第。

なので、雑巾について、ちょっと考えてみた。(とてもズボラな内容だけど。)


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ケバの出ない気持ちよさ

一時期、台所のふきんや拭きそうじに合成繊維(マイクロファイバー)のクロスを使っていた。吸水性がよい、汚れがおちる、安価、と思って選んだのですが。

でも、はじめて使ってみた時、合成繊維のクロスで拭いていると、手のひらも一緒にこすれていくようだった。

マイクロファイバー繊維は、断面が尖っているので、研磨されたような傷が皮膚にもついたり、家具やデリケートな食器などを拭くには向かないそう。

吸水性は水あとが残るし、拭いたあとにテーブルに残った、たくさんのケバを見た瞬間、これはちょっと困ったと・・・食器を拭くこともあるし、毎日使うものだから。 
 
それで、昔に使っていた昭和のふきん、日東紡のふきんを思い出した。

とても使いやすいふきんだと再発見した。

特に吸水性の良さ、それからほとんどケバの出ない気持ち良さ。

ケバが出ないのは、思ったよりも大切だった。きゅっきゅと拭けて、ふきんが仕事をしてくれる、助けてくれると実感できる。 

それで、近所のスーパーで安売りしていたときに、思いきって1ダース、12枚買い込んで、台所ふきんとしてローテーションで使ってみた。

たいへん丈夫なので、数ヶ月たっても、たいしてへたってこないけど、汚れが目立ってきたのを半ダースほど、今度は大掃除の雑巾用におろしてみた。


☆ふきんが1ダース必要な理由はこちら 

merimaa88.hatenablog.com

1ダースのふきんから

早い話、台所ふきんでつかっていた日東紡のふきんを、雑巾におろしてみた。

それだけの話で、日東紡の宣伝でもないけど、使い勝手がいいのと、くたくたになっても最後まで使える丈夫さ。

日東紡のふきんはサイズが42×71cmと大判なので、折り畳めば、雑巾としてそれなりの厚みも出る。そして、オールマイティに、たいていのものは拭けてしまう。

雑巾も、やっぱり1枚とかじゃなく、半ダースぐらいの枚数があるところがミソです。 

例えば、窓ガラスを拭くとき。

半ダースぐらい枚数があれば、濡らしたもの、半乾きのもの、乾いたものと使い分けも出来る。

半乾きはフローリングの床や、棚などにも。(半乾きは、ふきんを半分だけ水に濡らしてしぼって、乾いている方と水分をなじませればOK。)

そうじが終ったら、洗たく機にまとめて放り込んで洗って、お日さまで乾かして、また使う、とても楽。


ひどい油よごれには、着古したTシャツなどを切ってウェスにしたものを使い捨てにした方がよいです。重曹と石けんペーストで十分におちる。

(重曹と石けんペーストの作り方:合成でない粉せっけん、重曹、水を1:1:1の割合で混ぜ、これをキッチンなど、汚れのひどいところへ塗ってしばらくおいておく。)


でも、自分で丁寧に雑巾を作る方もいます。ちょうどテレビで放送していたのは、使い古しのタオル地のあいだに、薄い手ぬぐいをはさんで手縫いする方法。

使いみちがなく引出しに眠っている薄い手ぬぐいが、芯になって拭きやすいのだそう。

たくさんの種類の色糸から、好きな色を選んで、ザクザクと縫っていて、細かく縫うよりザクザクのほうが絞りやすいんだそう。穴のあくまで大切に使い込んでました。

レーヨンのしなやかな性質

レーヨンは、背広の裏地などに使われている、テレッとした、ちょっと冷んやりした風合いの生地。

化学繊維としてトップクラスの吸水性をもっていて、消臭効果も。石油を原料とする合成繊維と違って、レーヨンは木材パルプを原料としていて、綿や麻と同じセルロースが成分。

昭和のふきん、日東紡のふきんは、綿65%、レーヨン35%。 それで、水でぬらしたときに、しなるようなドレープ感が出て拭きやすい。

ただ、レーヨンは熱に弱いので、ふきんを乾かすためのアイロン掛け程度なら大丈夫だけど、熱湯での煮沸は生地が縮んでしまうと思う。
 
スーパーやドラッグストアなど、どこにでも売っているふきんなので、セールを狙って1ダース買うのがオススメ。


日東紡 ふきん 3P 300006

日東紡 ふきん 3P 300006

  • 出版社/メーカー: イシミズ
  • メディア: ホーム&キッチン