読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

昭和の「暮しの手帖」から

創刊号〜70年代「暮しの手帖」バックナンバーから。珠玉の記事をピックアップ

『暮しの手帖』の表紙 第59号〜第65号

第59号:Early summer

f:id:Merimaa88:20170318012105j:plain
1世紀59号 1961年5月  フィルム

穴のあいた板にグリーンピースを置いていった春らしい表紙。

第60号:Summer

f:id:Merimaa88:20170318154001j:plain
1世紀60号 1961年7月  フィルム


f:id:Merimaa88:20170318160108j:plain

新型の電気洗濯機のテスト。
各メーカーとも、スマートなデザインになったが、今持っている古い型を大切に使ったほうがいい、という結果だった。


f:id:Merimaa88:20170318161002j:plain

富本一枝:文 藤城清治:切り絵  童話「カブトムシ先生」

バッタやトンボ、蝶にハチ、カブトムシにカミキリムシ、かつては暮しの身近にたくさん見かけたのですが。

第61号:Autumn

f:id:Merimaa88:20170318165623j:plain
1世紀61号 1961年9月  フィルム




第62号:Winter

f:id:Merimaa88:20170319152301j:plain

1世紀62号 1961年12月  フィルム

真鍮製の道具っていいですね。


f:id:Merimaa88:20170319153002j:plain

天ぷらの油などに火が入ったら・・・濡れタオル、ぴったりとしたフタをするのが有効、という『暮しの手帖』の結果は、現在の横浜消防局でも同じでした。
横浜市消防局 初期消火


★帝国ホテルで修行、パリで2年ほど勉強し、以後新大阪ホテル、帝国ホテルの料理長をつとめ、連載スタート時は大阪グランドホテルの料理長だった、常原久彌さんの「一皿のご馳走」がスタートします。
それまで新聞雑誌などに話すことは好まなかった人といいます。
料理の作り方、レシピというよりは、なんだか一流ホテルの料理を楽しみながら、常原さんの語りを聞いているような気分になる連載です。

第1回は、トリのシュニッツル、かにのコクテル、ブロッコリーのマヨネーズかけ、パンケーキのアップルソースかけ。

足かけ5年の連載は、写真を撮りなおすなどして「一皿の料理」にまとめられました。   


一皿の料理

一皿の料理

  • 作者: 常原久彌
  • 出版社/メーカー: 暮らしの手帖
  • 発売日: 1974/08/25
  • メディア: 大型本
 

 

 

第63号:Early spring

f:id:Merimaa88:20170319160401j:plain
1世紀63号 1962年2月  フィルム


f:id:Merimaa88:20170319161615j:plain

表紙をめくるとリンゴ色の目次。
当時の編集部と印刷・製版・製本スタッフの名前も記されています。

第64号:Early summer

f:id:Merimaa88:20170319173551j:plain
1世紀64号 1962年5月  フィルム


f:id:Merimaa88:20170319174041j:plain

表紙の花の色にあわせた目次。
印刷、というより版画に近いような紙の質感。


あとがきは、値上げのお知らせについて、

「もうこのままでは、どうにもやってゆけなくなりました。申し訳ありません。この号から値上げさせていただきます。」

創刊号は110円。
たった半年あとの第3号で140円。
「なにしろ大げさにいうと、朝目をさましたら、物のねだんが上がっていたという昭和24年の春でした。」

昭和27年の春に160円に値上げして、それから10年はずっとこの定価のままでした。値上げの理由は、
「・・・しかし、おわらいください。私たちの気持ちがいじけそうなのです。おなじ商品をテストするにも、なるたけお金のかからないものをえらぼう、といった、情けない気持ちが、ちらと心の底の方で動きそうなのです。暮しの手帖がどんなことがあってもまもりとおさねばならない一線が、ひょっとして、と思うとおそろしいのです。」

第65号:Summer

f:id:Merimaa88:20170319175555j:plain
1世紀65号 1962年7月  フィルム


f:id:Merimaa88:20170319175221j:plain


この年の5月から、東京は「水ききん」となり、給水制限が開始されていた。

1964年の東京オリンピック直前の夏にも、東京は異常気象から水ききんになっている。

「いまのところ、水道は、朝の十時ごろから、夕方の五時ごろまで、とまってしまいます。つまり、日中は一滴も水が出ないのです。暑い日など、仕方がないからジュースを買ってきて飲むしまつで・・・」

「それもこの水キキンはちょっとやそっとの雨では、とても解消できそうにない、いつかの狩野川台風みたいなすさまじいことでもなければダメだというのですから、まったくゆううつになってしまいます。」(あとがきより)


merimaa88.hatenablog.com