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昭和の「暮しの手帖」から

創刊号〜70年代「暮しの手帖」バックナンバーから。珠玉の記事をピックアップ

暮しの手帖 昭和のバックナンバー 

はじめに

「呼吸している」雑誌

知りあいの方から、創刊号から1970年代までの「暮しの手帖」を譲り受けたのがきっかけです。 

表紙のイラストや写真はもちろん、ページをぱらぱらとめくるたび新しい発見があり、特に興味をひかれたのは紙質とレイアウト、印刷の美しさかもしれません。


最近のような、つるつるしていない、ざらついた紙。
しかし、今よりよほど発色に味があり、しっかりとした写真の質感があります。
かすれや濃淡のある印刷と紙質が、版画のような味を出していたりするページ。

何より雑誌が「呼吸している」のが分かります。

昔のオープンリールのレコーディング機材を探しだして、あえて録音する海外のバンドの番組がありました。
「音が呼吸しているから」と言っていましたが、同じような感覚です。

レコードの音は耳がすんなりと受け入れるというか、音に向けて耳をそばだてるような空気感があります。

雑誌も同様で『暮しの手帖」は目にすっとはいってくる柔らかさがあります。

やはり呼吸している空気感、木造家屋の感覚です。




POPEYE や北欧デザインとの共通点も

レイアウトの手作り感や、手描きのタイトル、小さなイラストが、あちこちに散りばめられたページなど。

1970代の創刊初期の「ポパイ」や「ブルータス」の雑誌レイアウトとの共通点さえ、見いだしてしまいます。

また、影絵作家である藤城清治さんの初期の作品に、北欧デザインとの共通点を見つけたりもします。(1948年「暮しの手帖」に、影絵の連載を開始)

年月を経た雑誌なので保存状態がよいとはいえず、ページが変色したり、虫に喰われていたりする号もあります。

昭和のそんな驚くような発見を、少しずつ、ゆっくりですが、紹介できるブログになればと思っています。


1948年(昭和23年)花森安治さんと大橋鎮子さんにより、季刊『美しい暮しの手帖』第1号が創刊されました。


「暮しの手帖」とわたし

「暮しの手帖」とわたし

  • 作者: 大橋鎭子,花森安治
  • 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
  • 発売日: 2010/05/15
  • メディア: 単行本
 

花森安治のデザイン

花森安治のデザイン

  • 作者: 暮しの手帖社,花森安治
  • 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
  • 発売日: 2011/12/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

花森安治伝: 日本の暮しをかえた男

花森安治伝: 日本の暮しをかえた男

  • 作者: 津野海太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: 単行本