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昭和の「暮しの手帖」から

創刊号〜70年代「暮しの手帖」バックナンバーから。珠玉の記事をピックアップ

ご飯蒸しで作るプディング いろいろ 1960年

プリンとプディングの違いは?

プリンは、プディングの発音がプリンになった和製英語。
日本ではほとんどの場合、カスタード・プディングのことをいいます。

では、プディング(pudding)って、どんなものでしょう?

プディングには、じつにいろんな種類があって、作り方も、蒸す、焼く、油であげるのもあります。

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プリン=カスタードプディング

船の上では、食糧をムダにできず、肉の小片やパンくずなどを全部合わせて、卵液と一緒に蒸し焼きにしてみた、イギリスの船乗りの知恵から生まれたもの、という説もあります。茶碗むしのようなものですね。

干しフルーツ、ナッツ、パンくず、米、脂身、肉や魚など、さまざまな材料を使って作られるようになります。
そのうち、卵と牛乳と砂糖で作った液を固めたものが、カスタードプディングになっていったのでしょう。 



 

ご飯むしで作るプディング

ちょっと作ってみようかな、と思うお菓子というと、これを天火で焼いてということが多くて、ついおっくうになってしまいます。
ご飯むしで、しゃれたプディングを作ってみましょう。

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いいえ、天火がおっくうだから、ご飯むしで代用しようというのではありません。

プディングには、じつにいろんな種類があり、作り方も、もちろん焼くのもあれば、これからご紹介する蒸すのもあり、油であげるのさえあります。

蒸すプディングは、とくべつ道具がいらないのが気楽なことの外に私たちには、もう一つ、ありがたいことがあります。

作り方のコツがあの「茶わんむし」とまったくおなじだからです。(第54号 ご飯むしで作るプディングより)

プディングいろいろ

昭和35年、第54号に掲載された記事ですが、当時は天火(オーブン)が普及していたとも思えず、ご飯蒸し器は必需品。
茶わんむし以外にも「蒸す」という調理方法は、もっと見直されていいと思うのです。

すべて、ご飯蒸しで作ったプディングと思えない出来栄え。

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右:クラッカープディング
細かく割ったクラッカー、干しぶどうやくるみを細かくきざんで。

左:ホワイトプディング
卵の白みだけを使って泡立てて蒸したもの。


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日本でプリンと言えばカスタードプディング。

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merimaa88.hatenablog.com

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右:チョコレートプディング
左:カナリヤプディング
レモンとバターと卵、小麦粉(当時はメリケン粉と言っていた)を使ったスポンジ系のプディング。

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四角なプディング
厚めに切ったパンを使ったパンプディング。
材料はフレンチトーストと同じですが、カットしたパンにプリン液をひたして蒸したもの。  


★材料をあんまりこねないこと、プディングを作るコツの一つです。

そして材料をあわせたら、なるたけ早く蒸します。
プディングの型は、コップや湯のみも使えます。


石井好子さんの「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」の連載がはじまったのも、第54号から。
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